空母を保有しても「他国の脅威にはならない」―中国外交部

Record China    2007年3月9日(金) 10時57分

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2007年3月8日、外交部スポークスマンの秦剛氏は、定例記者会見において、中国の航空母艦開発に関してコメントした。一部報道では、2010年までに中国は航空母艦を完成させる可能性があると指摘されている。写真は中国外交部。

2007年3月8日、中国外交部スポークスマンの秦剛(チン・ガン)氏は、定例記者会見において、中国の航空母艦開発に関して言及した。

記者会見では、中国の航空母艦の研究開発が順調に進み2010年までには完成する可能性があるとの一部報道が事実かとの質問がなされた。秦剛氏は、「中国の国境線は長い海岸線を有しており、中国軍には海上安全の維持・領海主権の防衛・海洋権益の保護という重要な任務がある。関係各部門は様々な要素を検討し、ご質問の問題を研究している」と答えた。

さらに同氏は、「中国は平和的発展の道を堅持しており、国防政策は防衛を主眼に置いたものだ」と強調した。同氏はまた、「わが国の国防力の整備の目的は国家の安全と利益を守ることにあり、他国との軍拡競争が目的ではない。ゆえに、わが国の国防計画は決して他国の脅威とはなっていない。中国は国際社会と協調して、持続的な平和と共に繁栄する協調世界を構築することを望むものだ」と軍備増強が周辺国への脅威となるとの見方を否定した。(翻訳・高口康太/編集・佐々木康弘)

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