Record China 2018年8月27日(月) 7時0分
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山東省や北京市でパクチー(香菜、シアンツァイ)の価格が高騰している。産地の山東省で大雨の被害がでたためで、インターネットでは「鍋料理に使えない!」との書き込みも見られるという。香菜だけでなく、野菜価格全体が値上がりを続けている。
中国メディアの中国新聞社によると、山東省や北京市でパクチー(香菜、シアンツァイ)の価格が高騰している。産地の山東省で大雨の被害がでたためで、インターネットでは「鍋料理に使えない!」との書き込みも見られるという。香菜だけでなく、野菜価格全体が値上がりを続けている。
記事によると、山東省青島市で1カ月前には1キログラム当たり19.96元(約277円)だったパクチーの価格は23日には79.8元(約1305円)を記録した。インターネットでは「鍋料理に使えない!」との悲鳴にも似た書き込みも見られるという。山東省ではそれ以外の野菜価格も高騰し、ホウレンソウも1カ月で価格が約2倍になった。
山東省で野菜価格が高騰したのは大雨被害のためだ。特に野菜の生産基地として知られる寿光市でも多くの耕作地が冠水して収穫が困難になった。
北京市でも野菜価格が値上がりしている。同市の新発市場のまとめによると、11~17日までの加重平均価格は前週比で4%強、上昇した。パクチーについては、20日から24日まで価格が9元、6.75元、6.25元、6元(6元=約98円)で推移した。山東省ほど高騰しているわけではないが、前年同期には価格がほぼ2元~3元代で推移していたのに比べれば、大幅に値上がりしている。
北京市内における野菜の値上がりが山東省ほど極端でないのは、山東省が同市に対する野菜の最大の供給源ではないからだ。2017年実績では新発市場に入荷した野菜類の20%強が河北省産で、山東省産は18%だった。現在のところは河北省産の野菜は30%程度で、山東省産の野菜はネギ、ショウガ、ニンニクにほぼ限られるという。
野菜価格が下落しはじめるのは、9月になってからと見られている。(翻訳・編集/如月隼人)
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