2012年8月10日、陝西省西安市にある運転免許試験場付近にある移動トイレでは、大をするかしないかにより、5元か1元の使用料金を取っていた。新浪が伝えた。

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運転免許試験所の実技試験場があるその場所は、毎日およそ600人が集まる。しかし、トイレは用意されていない。近くにある公衆トイレは一年前に完工したにもかかわらず、給水ができてないため利用不可能。この状況を利用しもうけを狙ったのが移動トイレだ。

白い板でできた移動トイレは、二つの扉があり、「大は5元（約60円）」「小は1元（約12円）」と書かれている。中には小さいバケツが置いてあるだけという、お粗末な状態に驚く。もちろん流す水などなく、汚物はトイレの持ち主が処理する。とは言っても、小さいバケツから、大きいバケツに移すだけだ。

粗末なトイレにもかかわらず高額な利用料金を取るこのトイレに「試験の待ち時間は長く、トイレはこれしかないため、高くても使うしかない」「男性はちょっと隠れたところで用を済ませることができるが、女性には本当にこのトイレしかないよ」「強盗のようだ」と不満の意見が多い。しかし移動トイレの持ち主は「安くはできない。高いと思うなら、我慢するか野原でも探せ」と傲慢（ごうまん）な態度。

わずか30分の間に27人が料金を払い、順番を待つ。一日300元（約3600円）を楽に稼げる仕事だが、「汚れるし、ばい菌もいるし、年間10万元（約120万円）の利益があったとしても誰もやらないよ！」と決して楽ではないと強調した。（翻訳・編集/kurenai）