Record China 2018年8月22日(水) 14時50分
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フィリピンのマニラ空港は、中国のアモイ航空機が16日に着陸に失敗したことで生じた損害への賠償として1500万フィリピン・ペソ(約3100万円)を請求する。追加請求や罰金も検討している。写真はマニラ空港を離着陸する航空機からの風景。
台湾メディアの中央通訊社によると、フィリピンのマニラ市近くにあるニノイ・アキノ空港(マニラ空港)で16日、中国・厦門(アモイ)航空の旅客機が着陸に失敗したことについて、空港側は同日までに、アモイ航空に1500万フィリピン・ペソ(約3100万円)の損害賠償を請求することを決めた。追加の請求と罰金も検討しているという。
事故を起こしたのはアモイ航空のMF8867便で、17日未明にマニラ空港に着陸した際、滑走路を飛び出して、胴体が接地した状態で停止した。乗客乗員165人は全員が脱出してけが人は出なかったが、機体の撤去に約26時間かかり、さらに滑走路の整理が必要だったために、空港機能は約36時間にわたり停止した。
空港関係者によると、この事故のために「100機単位で数えられる」航空機の離着陸ができなくなり、空港には甚大な損失が発生した。また、数万人の旅行客が同空港で足止めされた。航空機の離着陸が再開されてからも、同空港はスケジュールの再構築で大混乱し、空港内は膨大な旅行客で大混雑した。旅行客を送迎する自動車も、数キロメートルの列になった。
空港側によると、アモイ航空に請求した1500万フィリピン・ペソは、機体撤去の対応のための増員でかかった人件費分だけで、追加の請求と罰金も検討しているという。
アモイ航空はマニラ空港および利用者に対する謝罪の意を表明した。ただし、損賠賠償の請求にそのまま応じるのかどうか、具体的な対応の方針については報じられていない。(翻訳・編集/如月隼人)
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