マハティール首相、最初の訪問地を北京でなく杭州にした理由―中国紙

Record China    2018年8月21日(火) 13時50分

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21日、環球時報(電子版)は、中国を訪問中のマレーシアのマハティール首相が、最初の訪問地に浙江省杭州市を選んだ理由について、「経済協力だけでなく、技術移転も実現する狙いだ」と伝えた。

2018年8月21日、環球時報(電子版)は、中国を訪問中のマレーシアのマハティール首相が、最初の訪問地に浙江省杭州市を選んだ理由について、「経済協力だけでなく、技術移転も実現する狙いだ」と伝えた。

マハティール首相は今回、杭州から上海までを高速鉄道復興号」で移動した。マレーシアが検討中の高速鉄道事業の事業主体選定に先立ち、今月訪日した際に説明を受けた日本の新幹線と、システムや安全性などを実際に乗車し、説明を受けて比較したとみられる。

記事は「今回初訪問地に選んだ杭州には、中国のネット大手・アリババ集団や、自動車大手の吉利汽車の本社がある」と指摘。「アリババは世界貿易の電子プラットフォームの初の海外試験地をマレーシアに定め、電子商取引の自由貿易区を設立。マレーシアに6万人の雇用機会をもたらす計画を進めている。吉利汽車は昨年、マレーシアの自動車大手、プロトンに出資した。今回2社は新エネルギー自動車開発に向けた合弁会社設立で合意した」と説明した。

記事によると、ロイター通信は今回の訪問日程について「非常によく考えられたものだ」と指摘。マハティール首相が中国訪問を通じ「大型事業のコスト削減だけでなく、中国からマレーシアへの技術移転を狙っている」と伝えたという。(翻訳・編集/大宮)

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