1億年かけてできた中国の観光名所、女性が立ち入り禁止エリアで記念撮影

The World Video    2018年8月15日(水) 23時50分

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中国の甘粛省張掖市で13日、同市にある観光名所、「丹霞地貌(丹霞地形)」の立ち入り禁止場所に入ったとして、観光客の女性に批判が集まっている。

中国の甘粛省張掖市で13日、同市にある観光名所「丹霞地貌(丹霞地形)」の立ち入り禁止場所に入ったとして、観光客の女性に批判が集まっている。環球時報が伝えた。

同市の丹霞地貌について観光区の管理部門担当者は、「山は砂や泥といった地質で形成されており、白亜紀(約1億4500万年前~6600万年前)に該当する1億年前から長い時間をかけできたもので、表面は非常にもろい。人間が踏んだだけで表面は破損してしまい、元通りになるには60年の月日が必要となる」と説明したうえで、柵を乗り越え写真を撮る人は1日に20人ほど見られており、設置された道以外の場所に入らないよう注意書きを各所にしているが、同様のトラブルが後を絶たないという。

13日に目撃された女性に関して目撃者の男性は、「女性が入ってすぐに他の観光客が注意したが、彼女は2~3分にわたり撮影していた。職員が発見し注意してもなかなか出ようとはしなかった」と証言している。管理部門担当者は同市の丹霞地貌を「再生不能資源」とも紹介しており、ネットではマナー違反に厳しい声が数多く寄せられている。(翻訳・編集/内山)

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