Record China 2012年8月3日(金) 6時21分
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1日、中国・山東省煙台市は刺し網漁に限り、漁獲の解禁を発表した。解禁となったのは、北緯35度より北の渤海と黄海海域で、1日の正午から漁獲が許可された。しかし不漁により燃料費も稼げない漁師が続出し、皆が海洋資源の枯渇を心配している。
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2012年8月1日、中国・山東省煙台市は刺し網漁に限り、漁獲の解禁を発表した。解禁となったのは、北緯35度より北の渤海と黄海海域で、1日の正午から漁獲が許可された。中国新聞社が伝えた。
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夏季は幼魚の生育が活発なため、中国では1995年より漁業資源の保護措置として、一定期間漁獲を禁止している。山東省でも毎年6月1日〜9月1日までの期間中は漁獲作業を禁止しているが、今年から漁の種類によって段階的な解禁を行っている。そのため今回解禁となったのは刺し網に限られており、大規模なトロール網漁や定置網漁は8月20日から解禁される。
漁師たちが待ちに待った解禁ということもあり、当日は4400隻、約煙台市全体の74%の漁船が漁獲に出かけた。しかし、漁から戻った漁師たちの顔は一様に暗かった。というのも、漁の成果が芳しくなく、船の燃料費も稼げない船が続出したからだ。そのため多くの漁師は翌日の漁に出ないと話していた。また、漁師の1人によると、今年の60枚の網で取れた魚は2011年の1枚の網で取れた魚よりも少なく、枯渇寸前の海洋資源に皆が心配の色を隠せないでいた。(翻訳・編集/内山)
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