金正恩氏、夫人公表に「改革」意志示す狙いも―台湾メディア

Record China    2012年7月27日(金) 15時54分

拡大

26日、韓国の情報機関、国家情報院は、北朝鮮・金正恩(キム・ジョンウン)第1書記夫人の李雪主(リ・ソルジュ)氏が「2005年9月に韓国で開催されたアジア陸上選手権に応援団として参加していた」と報告した。写真は正恩氏と夫人に関する解説図。

(1 / 2 枚)

2012年7月26日、韓国の情報機関、国家情報院は、北朝鮮金正恩(キム・ジョンウン)第1書記夫人の李雪主(リ・ソルジュ)氏が「2005年9月に韓国で開催されたアジア陸上選手権に応援団として参加していた」と報告した。台湾NOWnewsが伝えた。

その他の写真

国家情報院によると、李氏は1989年生まれ。芸術的な才能と気品にあふれた人物。一般家庭の出身で、平壌の金星第2中学を卒業後、中国に留学して声楽を学んだ。帰国後は銀河水管弦楽団の歌手として活躍。2009年に正恩氏と結婚した。

北朝鮮・朝鮮中央テレビなどが25日、正恩氏が平壌・綾羅人民遊園地の完工式に出席したニュースを流した際、「金正恩元帥が夫人の李雪主同志とともに出席した」と伝え、正恩氏が既婚であることとその夫人の名前が確認された。

正恩氏が6日に牡丹峰楽団の公演を観覧した際と、8日に金日成(キム・イルソン)主席の18回忌に参加した際も、李氏が同行している姿が確認されていたが、この時はまだ夫人であることや名前などは明かされていなかった。

情報筋によると、李氏は結婚後、金日成大学の特設班で約6カ月間、ファーストレディー教育を受けた。国家情報院は李氏の存在を公表した理由について、国内情勢の安定をアピールするためと指摘している。

一方、中国の専門家は「親しみやすい一面を見せるためと国際的な慣例に合わせるため、そして、『改革』の意志を示すため」との見方を示している。金正日(キム・ジョンイル)時代には、夫人の存在自体も機密事項として公式に明かされることはなかった。

このほか、豪雨が続き各地で洪水が発生するなど国民経済が困窮に陥る中、結婚という祝い事で民心をつかみ、農業改革をスムーズに進めたい考えもあるとみられている。(翻訳・編集/NN)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携