中国が“不要”な空港82カ所を新設、当局は必要性を強調―米メディア

Record China    2012年7月26日(木) 16時31分

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25日、中国民用航空総局はこのほど82カ所の空港を新たに建設する計画を明らかにしたが、米誌は「82カ所もの新空港は必要ないのではないか」としている。写真は北京南苑空港の新ターミナル。

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2012年7月25日、環球時報によると、中国民用航空総局(民航総局)は20日、第12次五カ年計画(2011〜2015年)期間中に82カ所の新空港を新たに建設、現存の空港101カ所を拡張する計画を明らかにしたが、米フォーブス誌は「82カ所もの新空港は必要ないのではないか」との見方を示した。これについて民航総局の責任者が反論した。

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民航総局の李家祥(リー・ジアシアン)局長は、着任して数年にわたって各方面と協議を重ねるとともに、空港の建設と民間航空の成長には一定の先行性が不可欠だと強調。「民間航空産業は基礎産業であり、戦略的産業だ」とし、新空港建設の必要性を主張した。

しかし、2011年の時点で中国にはすでに180カ所余りの空港があり、そのうち約130カ所の空港は業績が赤字で、損失額は20億元(約240億円)に達していると報じられているが、これについて中国政府関係者は「赤字が出ているのは空港が少なすぎるからで、多すぎるからではない」としている。

中国の1人当たり平均収入は依然として低く、中国政府の予測は間断ない経済成長に基づいたものであって、予想されているような航空市場は実際には存在しないのではないかと報じられており、航空会社も空港の運営などコスト上昇や弾力性の低下を懸念し始めているという。(翻訳・編集/岡田)

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