2012年7月25日、「中国一の金持ち村」として知られる江蘇省の華西村で北朝鮮から送り込まれた若い女性7人が研修していることが分かった。経済改革に向けた準備が着々と進んでいるようだ。中国紙・成都晩報が伝えた。

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韓国メディアによると、華西村に送り込まれたのはサービス業に従事する20代の女性7人。6カ月前から同村のホテル「龍希大酒店」で実習しているという。このほか、6月には朝鮮労働党幹部からなる代表団が同村をはじめとする中国農村改革の代表的な村などを訪問。また、6人の経済学教授がカナダのブリティッシュコロンビア大学で国際経済や貿易などを学んでいるという。

23日付韓国聯合ニュースによると、IBK経済研究所のチョ・ボンヒョン研究委員が、今年1〜3月期に北朝鮮の朝鮮労働党機関紙・労働新聞が掲載した経済記事を数えたところ、1月は132本、2月は141本、3月は233本と計506本に上り、昨年1年間の439本を超えていた。チョ研究委員はこの結果を受け、「北朝鮮は経済改革の雰囲気作りをするため、外部に向けて改革の意志を示そうとしている」と指摘している。

北朝鮮は外貨稼ぎのため、来年までに中国に12万人の労働者を派遣することになっているが、労働者は給与の4分の3を国に納めることになっていると伝えられている。1カ月に受け取る報酬は200〜300ドル（約1万5000円〜約2万3000円）。今のところ、華西村に送り込まれた女性の給与に関する詳細は報じられていない。（翻訳・編集/NN）