富豪ファミリーの資産が1年で大幅に目減り、3000家族の損失はマカオの年間GDPの5倍相当―中国

Record China    2012年7月25日(水) 5時12分

拡大

23日、中国誌が発表した最新の富豪番付によると、今年は中国の富豪の多くが大きく資産を目減りさせた。富豪ファミリー上位3000家族が昨年に失った資産合計額はマカオの2011年のGDPの約5倍に当たる。写真は同番付の首位につけた三一重工の梁穏根会長。

(1 / 2 枚)

2012年7月23日、中国誌・理財周報が発表した最新の「2012年中国富豪ファミリー番付」によると、株式市場や不動産市場の不振などによって、中国の富豪の多くが大きく資産を目減りさせた。富豪ファミリー上位3000家族が過去1年で失った資産合計額は5866億4800万元(約7兆3331億円)。これはマカオの2011年のGDP総額の約5倍に相当する。京華時報が伝えた。

その他の写真

同ランキングによると、富豪ファミリーの第1位は、前年に続いて大手建機メーカー・三一重工の梁穏根(リアン・ウェンゲン)会長一族だったが、同一族が昨年失った資産額は約200億元(約2500億円)に達し、失った金額でも番付中の最高額を記録した。

富豪家族の中で注目を集めたのは不動産関係者で、上位10家族のうち5家族を、上位15家族のうち8家族を占めた。しかし、他業種と同様に失った資産額は大きく、不動産関係で最上位につけた8家族合計の消失資産の割合は19.05%にも達した。中でも失った資産が最も大きかったのは、恒大地産の許家印(シュー・ジアイン)氏とその一族で、失った金額は142億3100万元(約1778億8750万円)、失った資産の割合は29.53%。不動産業での資産額首位と広東省での資産額首位、両方から転落することとなった。

株式市場の不振がたたり、IPO(新規株式公開)を機に100位圏内につけた富豪ファミリーもかつてに比べて大幅に減少した。今年は、67位にランキングされた靴や皮革製品大手・奥康国際の王振滔(ワン・ジェンタオ)氏一族だけがこのケースに当たる。同じくIPOによって昨年の同番付で一躍11位にランキングされた衣料品大手・森馬服飾の邱光合(チウ・グアンホー)氏一族に比べ、大きく見劣りする結果となった。(翻訳・編集/HA)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携