日本人の長寿の理由は食習慣だけではなく多くの要素が関係―中国メディア

Record China    2018年8月11日(土) 9時20分

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6日、参考消息網は、日本人が長寿なのは、食習慣だけではなく多くの要素が関係しているとする記事を掲載した。資料写真。

2018年8月6日、参考消息網は、日本人が長寿なのは、食習慣だけではなく多くの要素が関係しているとする記事を掲載した。

記事は、世界最高齢の女性が先日、117歳で亡くなり、現在では115歳の女性が世界最高齢となったが、この2人はいずれも日本人だと指摘。キューバメディアのプレンサ・ラティーナの報道を引用し、「日本人の粘り強さとバランスの取れた生活は有名で、これが長寿と健康の重要な二つの要素だ」と伝えた。

記事はその上で、「日本は100歳以上の高齢者の割合が最も高い国で、6万7000人以上もいる」と紹介。「統計を開始した1963年当時、100歳以上の高齢者は153人しかいなかったが、35年後の98年には1万人を超えた」と伝え、「厚生労働省の最新の報告では、この傾向が持続している主な要因は医療レベルが向上し続けていること、日本人には不健康な生活方式についての正確な知識があることと関係があると分析されている」と説明した。

さらに記事は、世界中の科学者が数十年にわたって日本人の長寿の秘訣(ひけつ)について、その理由を解き明かそうと試みており、日本人の生活とその他の地域の人々の生活との違いを詳細に比較してきたと紹介。「脂肪含有量が少ない食べ物と野菜や魚類を多く含んだ食習慣がポイントだと多くの人は考えているが、専門家らは、これは複雑な現象であって、単純に食習慣だけの理由で説明はできないとしている」と伝えた。

記事によると、日本の科学者は研究を通して、遺伝学、生活条件、社会発展、居住環境、医療サービスなどの多方面から分析すべきであるとの結論を出しているという。ただ、記事は「それでも食習慣は多くの人が関心を寄せる要素だ」と指摘。ある調査で数十人の日本の100歳以上の高齢者が「食事量は多くないものの、よくかんで食べる。肉も魚も食べて、バランスの取れた食事を心掛ける」とし、自身も「この食習慣が長寿の秘訣」と考えていることを伝えた。(翻訳・編集/山中)

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