木村翔のインタビューに中国ネット感動!「なんて素敵な若者」「ファンになりそう」

Record China    2018年7月27日(金) 19時20分

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WBO世界フライ級王者の木村翔は27日、青島で2度目の防衛戦に挑む。そうした中、中国版ツイッター・微博で木村へのインタビュー動画が掲載され、ネットユーザーからコメントが寄せられている。写真は試合のポスター。

WBO世界フライ級王者の木村翔は27日、中国・青島でフィリピンのサルダールと2度目の防衛戦に挑む。そうした中、中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で木村へのインタビュー動画が掲載され、ネットユーザーからコメントが寄せられている。

木村は昨年7月28日、上海で行われたタイトルマッチで同級王者だった中国の鄒市明(ゾウ・シーミン)に挑み、TKO勝ちで王座を奪取。当初、メディアが日中対立構図をあおったことなどで木村はヒールという印象もあったが、その後、純朴で謙虚な人柄や、チャンピオンになってもバイト生活を続けるつつましい様子が伝えられると、次第に称賛の声に変わった。

中国メディア・澎湃新聞は26日、木村へのインタビュー動画を過去のものもまとめて掲載。タイトルを獲得した直後のインタビューで「新しい自転車を買えるようになった。新しい家に住めるようになった」とうれしそうに語る様子が紹介された。

鄒市明については「一言で言えばスーパースター。だからこそ、今の僕があると思うので、そこは感謝してます」と語った。また、ボクシング以外の仕事について「アパレル系4社でファッションモデルをやらせてもらっています。まあ、日本でも中国でもまだまだだと思うので、もっと防衛して有名になりたい」と抱負を語り、中国での広告起用について聞かれると「中国でも仕事があればぜひやりたいと思う」と笑顔で答えた。

金銭面については「あれば使ってしまうタイプ」としながらも、「将来的には自分のジムを持ちたいので、そのためにしっかり貯金していこうと思います」と語った。さらに、「雑草」という刺しゅうの入ったシューズについては、「僕は一番どん底から這い上がったっていう意味で。エリートでも何でもないんで」と初心を忘れないためと説明した。そして、「2週間前くらいに(母親の)墓参りに行ってきた。僕はいつも、天国まで『木村翔』という名前が届くように頑張っています」とも語っている。

この動画を見たネットユーザーからは、「純粋な人だね」「なんて素敵な若者だろう」「試合に勝って買ったのが自転車って…。ファンになりそう」「誠実、控えめ、謙虚、努力、感謝の人だ」「地道で誠実なボクサー。このまま歩んでほしい」「シューズに雑草と刺しゅうして常に自分を忘れず、自転車を買って満足し、中国ブランドの広告起用を希望し、鄒市明が戦ってくれたことに感謝し、天国の母を想い、いつも練習に励む。こういう選手はもっと高みを目指せるよ。グッドラック!」といった声が寄せられた。

一方で、「私たちの方こそあなたに感謝しないと。一部の人たちの本当の姿を暴いてくれたんだから」など、鄒市明らを批判するコメントも。鄒は木村とのタイトルマッチについて、判定に不服としてWBOに2度提訴するもいずれも棄却された。また、「試合前に何者かによる見えない圧力がかかった」「日中の対決なのに、中国人が妨害してきた」などと発言し、物議を醸した。(翻訳・編集/北田

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