The World Video 2018年7月26日(木) 19時40分
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中国の陝西省楡林市でこのほど、役人が公用車を私的に利用として物議を醸している。
中国の陝西省楡林市でこのほど、役人が公用車を私的に利用したとして物議を醸している。7月24日付で華商報が伝えた。
問題の公用車が目撃されたのは7月20日の午前。公務車両のロゴが張られた黒の普通乗用車からペットと思われる犬が頭を出していた。本来なら公務員が公務で使用する車両であるため、ネットでは「なぜ犬が乗っているんだ?」と物議を醸した。
中国では近年腐敗撲滅が進められる中、公用車の使用についても管理が厳しくなっている。今月初めには北京市政府が、同市の8万台余りの公用車に公用車を示すステッカーを貼り、年内にGPSを全車に搭載すると発表。公務時以外での使用を禁じ、市民による通報窓口も設置するなど管理を強化している。
今回の件に関してはすぐに楡林市の規律検査委員会が調査を開始。その後、住民の陳情を処理する部門・信訪局の局長の公用車であると判明。局長が公用車で自分の娘を家まで送る手配をしたと同委員会が明らかにしており、規律違反として調査を進めている。ネットでは「送り迎えくらいいいんじゃない?」と寛容な声が聞かれている一方で、「犬が頭を出さなかったら分からなかった」と今回の騒動は公用車の私的な利用の氷山の一角であると指摘する声も聞かれた。さらに、陳情を処理する部門の責任者の違反とあって、「陳情を処理する部門の責任者がこの体たらくでは、住民の陳情が反映されないのもうなずける」と皮肉る投稿も寄せられた。(翻訳・編集/内山)
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