フライメディア 2018年7月26日(木) 9時0分
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「えっ?手のひらで買い物?」上海に登場している手のひらの静脈認証だけで買い物ができ、スマホを操作しなくても自動的に決済される無人コンビニの「Take Go」。
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この「Take Go」の使い方はとても簡単!指定位置に手のひらをタッチさせると、ドアが開くので、好きな商品をとってドアを閉めるだけ。これで、支払いも自動的に完了している。
もちろん、初回利用には登録が必要。アリペイ(支付宝)決済にひもづけして、手のひらを登録する操作は必要になるが、その場でだいたい3分とかからずに登録が完了する。一度登録が完了すれば、次回からは手のひらだけでOK。
モバイル決済の自販機と比較してどれだけ便利かという点では多少の疑問はあるものの、手のひらをタッチしてドアを開けるなど、近未来のショッピング体験をしているかのような気分になる。
見た目や規模からすると、無人コンビニというよりは、自販機の進化バージョンという感じなのだが、現金やモバイルでの支払いがないので、「手ぶら」ショッピングとしてみると、便利なのかもしれない。
すでに、モバイル決済が普及している上海では、それだけでも十分便利だと思うので、「より便利になった」という実感はないが、上海人が好む(?)目新しさはある。
時々利用しているという30代の男性会社員に「使ってみて便利か?」とたずねたところ、「まあ、多少はね」という答えがかえってきた。アリペイ(支付宝)やウイチャットペイ(Wechat Pay)支払い、顔認証システムが日常化しているので、あまりインパクトを感じないのだろう。
ただ、こうしたサービスを受けるには、中国に銀行口座をもっていることと、中国の携帯番号が必要になるので、観光客にとっては敷居がたかい。
最近は、日本から「無人化」市場の企業視察も多いが、実際に体験するには、スマホ決済アプリをダウンロードしている人の同行が必要になる。
上海では、現金NGのところも多くなり、無人コンビニなどで観光客が買い物をしようとしてもアリペイ(支付宝)やウイチャットペイ(Wechat Pay)がないと、どれだけ現金を持っていても水1本買えない。
上海に在住していると、ほとんど現金のやりとりがなく、現金を見ないで過ごすことも多い。病院の支払いも交通費も全てモバイル決済ができるので、「現金しか使えないところは?」と聞かれてもすぐに思い浮かばない。
急速に進むキャッシュレス社会の中国・上海、どこまで進化を続けていくのか、楽しみでもある。(提供/フライメディア)
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