Record China 2012年7月5日(木) 18時24分
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2日、中国企業が3年の歳月と35億ドルの巨費を投じてアンゴラに建設した集合住宅プロジェクトは、入居費が高すぎて住み手がなく、巨大なゴーストタウンになっているという。写真は上海万博のアンゴラのパビリオン。
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2012年7月2日、英BBCによると、中国中信集団公司(以下、中信集団)がアフリカのアンゴラ共和国に建設した集合住宅プロジェクトは、入居費が高すぎて住み手がなく、巨大なゴーストタウンと化しているという。4日付で環球時報が伝えた。
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中信集団が3年の歳月と35億ドル(約2800億円)を投じた集合住宅プロジェクトは、首都ルアンダから30kmの場所にある。8階建てのマンションが750棟、学校は10校、商業店舗は100軒以上あり、50万人が暮らせる大規模なもの。アンゴラ政府が制作したCMでは、満面の笑みを浮かべた住民たちの映像とともに「ルアンダ市内の喧騒と混乱から離れて、とても静かで快適」との説明があるが、実際の静けさは異様なほど。路上には車も歩行者もなく、ビルの窓は閉じられ、バルコニーは空っぽだ。
入居者の姿を見かけることができないのは、住宅価格があまりにも高すぎることが原因だ。アンゴラ人の3分の2が1日2ドル(約160円)未満で暮らしているのに、この集合住宅は1戸当たり12万〜20万ドル(約960万〜1600万円)もする。ほとんどのアンゴラ人にとっては手の届かない高嶺の花だ。そこで国民からは「もっと積極的に貧困層向けの住居を建設してほしい」との声が上がっている。
在アンゴラ中国大使館によると、これらの住宅プロジェクトは3期に分かれており、現在1期工事が終わったばかり。すでに販売を開始しているが売れ行きは非常に好調で、現地メディアや一般市民の反応はとても好意的だと説明している。(翻訳・編集/本郷)
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