「食料のロス」深刻=穀物は年2500万t、野菜は収穫量の20%が無駄に―中国

Record China    2012年7月5日(木) 11時11分

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3日、中国では毎年、保存技術の低さが原因で収穫後の穀物の8%以上、野菜の20%以上が無駄になっている。その量は穀物だけで年間2500万tにも上っている。写真は湖北省宜昌市内のスーパー。

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2012年7月3日、中国農業部農産品加工局の張天佐(ジャン・ティエンズオ)局長が明らかにしたところによると、保存技術の低さが原因で、中国では毎年、収穫後の穀物の8%以上、野菜の20%以上が無駄になっている。その量は穀物だけで年間2500万tにも上っている。新華網が伝えた。

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張局長は、2012年農業科技創新発展フォーラム兼第3回中国現代農業産業投融資サミットに出席し、中国の穀物や野菜の収穫後のロス(損失)などについて語った。

それによると、中国では作物を収穫後、その50%以上が現地の農家や専業組合などによって貯蔵や乾燥、鮮度維持などの1次加工が行われるが、施設や方法が時代遅れで保存技術も低いため、かなりの量が無駄になっているのが現状。

穀物の損失率は8〜12%にも上り、年間の損失は2500万t以上。野菜の損失率は20%を超えており、葉物類だけだと30%以上になる。せっかく収穫しても、有効利用されるのは毎年わずか60〜70%にとどまる。

このため、中央政府は今年、原産地に5億元(約63億円)を投じて貯蔵施設や乾燥施設などを改善する計画を立てている。収穫後の損失削減により、農家の収入増を図りたい考えだ。(翻訳・編集/HA)

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