人民網日本語版 2018年7月20日(金) 5時10分
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昨年の中国AI市場規模は前年比67%増の237億元(約4000億円)で、今年の成長率は75%と予想されている。写真は武漢大学のAI研究機関。
清華大学中国科技政策研究センター、清華大学公共管理学院政府文献センターなどの複数の機関でつくる研究チームは北京で「中国AI発展報告書2018」を発表した。報告書によると、昨年の中国AI市場規模は前年比67%増の237億元(約4000億円)で、今年の成長率は75%と予想されている。経済参考報が伝えた。
報告書によると、中国AI企業数は世界2位で、世界のAI企業が最も集中する都市は北京だ。中国AI企業数は2012年より増加しており、2018年6月までに世界2位の1011社に達しているが、米国(2028社)との間にはまだ大きな開きがある。中国のAI企業は北京、上海、広東省に高度に集中している。世界のAI企業数トップ20都市のうち、北京は395社で世界一となった。上海、深セン、杭州もランクインしている。中国AI企業の技術応用は、主に音声、視覚、自然言語処理の3つの技術に集中しており、基礎的ハードが占める割合は低い。
中国はAI投融資規模が世界最大の国になっている。2013年から2018年の第1四半期まで、中国のAI分野の投融資は世界の6割を占め、世界で最も資金の集まる国になっている。しかし、投融資の件数を見ると、AIベンチャー投資が最も盛んな国は米国となっている。国内では、北京が融資額と件数でその他の地区に大差をつけており、上海と広東省のAI投資も盛んだ。2014年より、国内AI投融資活動の早期投資が占める割合が低下し、投資活動は日増しに理性的になっているが、Aラウンド融資が依然として主導的地位を占めている。
AIはすでに医療・健康、金融、教育セキュリティーなど、多くの垂直分野で応用されている。2017年の世界ロボット市場は232億ドル(約2兆6200億円)で、中国市場が27%を占めた。その他のドローン、スマートホーム、スマートグリッド、スマート警備、スマート医療、スマート金融も発展が目覚ましい。(提供/人民網日本語版・編集/YF)
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