北京市民「物価高い」が7割=満足度さらに低下―中国

Record China    2012年7月1日(日) 15時50分

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29日、北京市の高騰する生活コストは市民の物価に対する満足度をますます低下させている。

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2012年6月29日、人民網日本語版によると、北京市の高騰する生活コストは市民の物価に対する満足度をますます低下させている。中国人民銀行(中央銀行)営業管理部が28日に発表した北京市都市部の預金者を対象とした調査によると、今年第2四半期(4−6月)には回答者の73.1%が「現在の物価水準は高くて受け入れ不可能」と回答し、全国平均の65.7%を上回った。新京報が伝えた。

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調査データによると、同期の北京市民の物価満足度指数は14ポイントで、前期を6.4ポイント下回った。物価が高くて受け入れられないとした人は73.1%で、前期を11.5%上回った。人民銀がこのほど発表した全国のデータによると、物価が高くて受け入れられないとした人は65.7%で、前期を2.8%上回った。

5月の消費者物価指数(CPI)に関するデータからも、北京市の物価圧力が全国を上回ることがうかがえる。同月には北京市の物価は低下傾向が明らかで、CPIは今年初めて前期比低下したが、前年同期比では3.2%の上昇で、全国平均の3%を上回った。

今後の物価情勢について、北京市民は他の地方の人々よりも悲観的な見方を示した。北京の回答者で「今後3カ月間に物価は上昇する」とした人は47%に上り、前期を12.6%上回った。一方、全国ではこうした見方をする人は35.6%だった。

世界規模で人材マネジメントサービスを提供するマーサーがこのほど発表した「2012年グローバル生活コスト調査」によると、世界で最も生活コストが高い都市は東京で、香港は9位、中国本土は9カ所が上位100位入りし、上海市が16位、北京市が17位だった。米国で生活コストが最も高い都市・ニューヨークは33位だった。(編集/TF)

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