Record China 2012年6月29日(金) 8時58分
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28日、中国地質大学の陳中強教授のグループが、2億5200年前の二畳紀(ペルム紀)末に起こった大量絶滅後、生態系の回復には約1000万年かかったことを解明した。写真は古生物学者による調査の様子。
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2012年6月28日、科技日報によると、湖北省武漢の中国地質大学・生物地質と環境地質国家重点実験室の陳中強(チェン・ジョンチアン)教授のグループが、2億5200年前の二畳紀(ペルム紀)末に起こった大量絶滅後、生態系の回復には約1000万年かかったことを解明した。研究の成果は6月15日発行の科学誌ネイチャー・ジオサイエンスに発表された。
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当時、地球上で大量絶滅から生き延びた種は全体の10%だけだった。生命がどうやって復活を遂げたのか、世界の地学界ではまだ意見が一致していない。陳教授は英ブリストル大学のマイケル・ベントン教授と共同で、大量絶滅後の生態系の回復に関する報告を評価し、地質記録を詳細に検討した上で今回の結論に至った。
大量絶滅の原因は地球温暖化、酸性雨、海洋の酸化、酸素欠乏などで、500〜600万年の間に何度も繰り返されたと言われている。アンモナイトのように、進化の速い生物は大量絶滅後もすみやかに繁殖することができたが、大量絶滅は中三畳紀まで続いた。三畳紀初頭、生態系は少しずつ回復に向かい、大量絶滅から800〜900万年後の三畳紀中頃になってようやく安定した構成になっていったという。
陳教授は「ここで地球の生命は本来の活力を取り戻し、新種が大量に生まれ、現在に至っています。生態系の回復は非常に緩慢でした。大量絶滅は生態系、進化の方向を調整したという点では地球にプラスの影響を与えています。現代の海洋生態系のひな形が生まれ、海洋底生生物、陸上の四足動物、さらには恐竜など、まったく新しい生物群の出現を促したのです」と語った。(翻訳・編集/長河)
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