航空エンジン自主開発できない中国「大国と呼べるのか」―露メディア

Record China    2012年6月27日(水) 5時39分

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24日、中国科学院博士の徐建中氏はこのほど、「国連安保理常任理事国5カ国のうち、近代的航空エンジンの自主開発能力がないのは中国だけ。しかし、今後の強化により他国との差は縮められる」と述べた。写真は北京首都国際空港の旅客機。

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2012年6月21日、露軍事ニュースサイトによると、中国科学院博士で工程熱物理研究所研究員の徐建中(シュー・ジエンジョン)氏はこのほど出席した学術大会で、中国の航空開発技術について「国連安保理常任理事国5カ国のうち、近代的航空エンジンの自主開発能力がないのは中国だけ。大国と呼ぶにふさわしくない。しかし、今後の基礎研究・基幹技術の強化により、他国との差は縮められる」と述べた。24日付で星島環球網が伝えた。

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徐氏はエンジン開発技術は国家の科学技術水準、軍事力を示す重要な指標になると指摘。先進国は航空エンジン核心技術の外部流出を厳格に禁じているとした。その上で、現在の中国のエンジン開発は基礎技術分野で先進国に大きく後れを取っていると語った。

さらに徐氏は、中国の航空エンジン開発が外国製品の模倣から始まったことを指摘。過去60年以上にわたり、外国製品の模倣と改良を重ねることで、これまでに数十種類6万台近いエンジン生産を達成したと強調。今後は基礎・核心技術の開発に力を入れることで、先進国との技術の差は埋められるとした。(翻訳・編集/AA)

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