中国警戒、「超強級」の台風8号が台湾北部かすめ11日午前には福建省上陸=豪雨で土砂災害の可能性も

Record China    2018年7月10日(火) 15時20分

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中国中央気象台は10日、台風8号(マリア)が11日未明に台湾本島の北部をかすめ、同日午前には福建省・福清から浙江省最南部の海岸で上陸するとの予想を発表した。写真は台風の進路予想図、雲の様子の衛星写真、降水分布予想図。

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中国中央気象台は10日午前10時(日本時間同午前11時)、台風8号(マリア)が11日未明に台湾本島の北部をかすめ、同日午前には福建省・福清から浙江省最南部の海岸で上陸するとの予想を発表した。台湾北部と福建省の一部では、中国では「特大暴雨」に分類される24時間内に250ミリ以上の大雨に見舞われる見込みという。

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特に強い風に見舞われるのは東シナ海南部、台湾島北東と北の海域、福建省北東部沿海地域、浙江省南部沿海地域で、台風の中心が通過する海上では、風速が37~41メートルに達すると見られている。

特に強い雨が予想されるのは浙江省東部と南部、福建省中北部、台湾島中北部で、一部では10日午後2時から11日午後2時までの24時間で、中国では「特大暴雨」に分類される250ミリ以上の大雨に見舞われる見込みという。

中央気象台は、港に停泊する船舶が波にさらわれたり陸に打ち上げられる恐れがあるとして、十分な対策を求めた。陸上では室内外で多くの人が集まる催しを取りやめ、できるだけ安全な場所で待機するよう求めた。また、危険になった建物から避難する際には、風が一時的に弱まる場合があるが、突然、改めて突風が吹く場合があることを意識して、十分に注意するよう求めた。

また、大雨による山崩れなど土砂災害の発生が考えられるとして、十分な注意を求めた。

日本の気象庁による10日午前40分の発表によると、台風8号は同日午前11時現在、宮古島の東南東約140キロメートルの位置にあり、西北西に向け時速30キロメートルで移動中。台風の強さとしては「非常に強い」、中心気圧は935ヘクトパスカルで中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートル。(翻訳・編集/如月隼人

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