Record China 2018年7月10日(火) 12時40分
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9日、台湾・聯合新聞網によると、交流のため広島を訪れていた台湾金門県の小学5年生ら100人余りが西日本豪雨に巻き込まれた。写真は広島県。
2018年7月9日、台湾・聯合新聞網によると、交流のため広島を訪れていた台湾金門県の小学5年生ら100人余りが西日本豪雨に巻き込まれた。
記事によると、児童らを心配する保護者からは県政府に問い合わせの電話が相次いだ。「なぜ豪雨だと知っていたのに行かせたのか」という指摘に、李文良(リー・ウェンリアン)教育処長は「当時は大雨が降るという情報しかなく、災害になるとは思っていなかった。電話をして日本側に確認したが大丈夫だろうということだった。(台湾)外交部も警報を発していなかった」と説明した。
小学生らは2組に分かれて、6泊7日の日程で広島を訪れた。第1陣の40人は今月6日に高松に到着。そこで豪雨が予想以上であることを目の当たりにした。いたるところで川が氾濫し、観光バスも満足に動けない状態だったそうだ。高松から広島へ向かう道中、雨が強すぎることから足止めされ、その日はバスの中で車中泊となった。別の75人は広島空港で足止めされた。当時、他の利用客も多く、ホテルを予約できなかったが、付き添いの教師の交渉でなんとか旅館の会議室で一夜を明かすことができたという。
金門教育処は、「7日に児童らを帰国させようと考えたものの、飛行機の便が大きく乱れていることから予約の変更が難しく、最終的に安全を最優先して、引き続き日本での日程を終えることを決定した」と説明。さらに、「日本の学校を訪問して交流することはできなくなったが、児童らは今回の件で日本の危機への対処を目の当たりにして、深い印象を受けたようだ。足止めを受けた際、児童らは他の人と同じように列に並んで救援物資を受け取った。特別な経験だと感じているようだった」としている。児童らは千羽鶴を折って被災者の幸運を祈ったという。
記事によると、一行はスケジュール通りに旅行を進めており、当初の予定通り12日の便で帰国するという。(翻訳・編集/北田)
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