Record China 2018年7月9日(月) 19時10分
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7日、米華字メディア華網は、米中両国による貿易戦争で米ドルに対して人民元が下落する中、中国人が続々と両替や不動産売却を始めていると報じた。写真はマンハッタン。
2018年7月7日、米華字メディア華網は、米中両国による貿易戦争で米ドルに対して人民元が下落する中、中国人が続々と両替や不動産売却を始めていると報じた。
記事は「米中の貿易戦争が6日に始まった。貿易戦争は両国の企業のみならず、一般市民の利益にも影響を与える。多くの中国人は人民元の下落が続くことによる損失を恐れている。この数カ月間で、1ドル6.2元だった人民元レートは6.64元まで下落。専門家はこの傾向がさらに続くと予想しており、米中両国に資産がある中国人はすでに先手を打ち始めている」とした。
米国在住歴2年という張(ジャン)さんはこのほど、2000ドルを人民元に両替して中国に送金した。数カ月前に比べると、800元も多く両替できたという。張さんは「まだまだドルが上昇するかもしれないと言う人が多いが、最近ちょっと下がったのを見て今のうちに両替することを決めた」と語っている。
また、呉(ウー)さんは2カ月前に2000元をドルに両替してレート変化による差益を獲得。今は人民元で銀行に預けるよりも、ドルに両替した方が資産運用上メリットがあると考えているようだ。
呉さんはまた、来月に中国にある持ち家を売却することも決めた。「中国の不動産価格はすでに頭打ち状態。人民元が値下がりを続けていて、1ドル7元台に入る可能性もあるので、早いうちに家を売ってドルに換金しなければ損をしてしまう」と語った。(翻訳・編集/川尻)
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