Record China 2012年6月19日(火) 8時28分
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17日、中国系住民が中国国内の親戚や友人の依頼で粉ミルクを大量に買い占めることで慢性的な在庫不足に悩まされていたターゲットやウォルマートなど米国の大手スーパーが、販売制限を行っている。写真は2月、江蘇省南通市内のスーパーに並ぶ海外製の粉ミルク。
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2012年6月17日、米華字紙・世界日報によると、中国系住民が中国国内の親戚や友人の依頼で粉ミルクを大量に買い占めることで慢性的な在庫不足に悩まされていたターゲットやウォルマートなど米国の大手スーパーが、販売制限を行っている。中国新聞網が伝えた。
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中国では多数の乳幼児が健康被害をこうむったメラミン入り粉ミルク事件以降、わが子に中国製以外の粉ミルクを与えたい親が爆発的に増加。ネット通販を利用したり、海外在住の親戚や友人に現地から郵送するよう頼んだりと、調達に必死になっている。米国でも、スーパーマーケットなどで大量買いして本国に郵送する中国系住民が後を絶たない。
米ロサンゼルス・アルハンブラ在住のケリーさんも、その1人。いとこや同級生、元同僚などが次から次へと依頼がくるが、嫌とは言えない。しかも、頻繁に頼むのは申し訳ないと思うらしく、「半年分として24缶送って」といったお願いが大半だ。そのため、買い物前の在庫確認は欠かせない。近くの店に在庫がない時は遠くまで買いに行くこともしばしば。
ところが、今年の春から大手スーパーチェーンのターゲットでは各店舗で「粉ミルクはお1人様5缶まで」との購入制限が打ち出された。同社は「すべての消費者が公平に買い物できるようにしました。中国系住民だけを対象にしたものではありません」と説明しているが、中国系による買い占め対策であることは明らか。
ウォルマートでも「お1人様12缶まで」しか買えなくなった。通販サイトでも最近は「お1人様10缶まで」が主流となっている。だが、ケリーさんは「買い物を済ませてから、もう1度変装していけば、いくらでも手に入れることができる」とあまり気にしていないようだ。(翻訳・編集/NN)
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