Record China 2018年7月5日(木) 7時40分
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中国メディアの新浪網は4日、中国で開発が続いている偵察用のロボット鳥に致命的な欠陥があるとする記事を掲載した。本物の鳥にあまりにも似ているため、タカなどに襲撃される事例が発生しているという。
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同ロボットは、コードネームが「信鴿(シンガー=伝書ハト)」で、「間諜鳥(ジエンディエニァオ=スパイ・バード)」などとも呼ばれている。重さは200グラム、翼のさしわたしは50センチ、最大飛行時速は40キロ、航続時間は30分。高性能カメラと震動の影響を抑制するソフトウェアが採用されており、高精度の映像を撮影することが可能だ。飛行経路などは衛星測位システムで制御するとされる。
「信鴿」はドローンのようにプロペラを使うのでなく、本物の鳥と同様に翼を羽ばたかせることで飛行する。そのためレーダーでも肉眼でも本物の鳥と区別がつかないという。ただし、現在のところ航続距離は10~15キロ程度とされる。新浪網の記事は「信鴿」の航続距離に注目し、その主な利用法は戦闘発生時の最前線における偵察との見方を示した。相手側の状況を高精度画像などで随時送信してくれば、現場指揮官の判断の助けになるという。
記事は「信鴿」の飛行があまりにも鳥に似ているため、本物の鳥が「群をつくろう」と接近してくることもあると説明。さらに問題なのはタカなど肉食の鳥に襲われる場合があることで、「信鴿」には襲われた際の逃避機能がないために、本物の他の鳥と一緒に飛んでいても、真っ先に狙われるという。
記事は、「信鴿」の今後については、タカなどの襲撃に対応する仕組みが必要になるだろうと論じた。(翻訳・編集/如月隼人)
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