Record China 2012年6月16日(土) 8時24分
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13日、中国が開発を進めている国産旅客機に問題が多発している。高速列車や大型旅客機というハイテク製品の生産国になるという目標に打撃となっている。写真は中国国産旅客機ARJ21。
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2012年6月11日、ロイター通信によると、中国は旅客機の開発を進めており、エアバス社やボーイング社の脅威になることが予想されていたが、各国航空会社の代表者が集った国際航空運送協会(IATA)の北京会議において、中国の航空業界が10年以内に脅威となる可能性は極めて低いことが明らかになった。13日付で中国広播網が伝えた。
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座席数90席の中国国産旅客機ARJ21は、2010年に行われた地上での圧力試験では主翼に通常レベルより低い負荷で破損が生じ、2011年に行われた試験では重要な航空電子設備システムに故障が生じたほか、配線系統にも問題が見つかるなど、2年間で様々な問題が判明している。
これらの問題はボーイング737と同サイズのC919の開発にも影響を与えている。中国のプライドを傷つけるだけでなく、高速列車から大型旅客機というハイテク製品の主要生産国になるという目標にも打撃を与えることになっており、お金だけではハイテク産業分野での成功を確保できないということが明らかになったことを意味している。
米コンサルタント会社ティールグループは報告書で、ARJ21に続くとされる国産旅客機C919は市場に投入されるまで少なくとも3年はかかるとみられ、その頃にはエアバス社とボーイング社の新旅客機により時代遅れにされていると指摘した。ボーイング社の関係者は「どのような競争相手でも過小評価すべきではないが、中国の商用航空機メーカーが競争相手になるとは大げさすぎるだろう」と話している。(翻訳・編集/岡田)
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