Record China 2012年6月14日(木) 9時35分
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11日、中国本土の学生が台湾で学ぶことができるようになって1年が経過したが、多くの学生が最もがっかりすることは中国の現状があまり知られていないことだという。写真は台南。
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2012年6月11日、環球時報(電子版)によると、中国本土の学生が台湾で学ぶことができるようになって1年が経過した。多くの学生は「台北以外の都市はどこも中国の中小都市と大差ない」と感じてがっかりするが、生活していくうちに、台湾の人々が伝統文化を大事にしている面や、彼らの親切さに徐々に気づき、感じ入る人が多いという。
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しかし、多くの学生が最もがっかりすることは、中国の現状があまり知られていないことだ。「文化大革命は今でも続いているの?」「中国の生活は大変なんでしょう?」「どんな文章も最後は『毛沢東万歳!』なんだって?」「路上でキスすると警察に連行される?」などなど。ある学生は「上海には高層ビルがあるのかい?」と尋ねられ困惑したと話す。
淡江大学の中国研究の専門家は、中国出身の学生の多くが台湾のメディアについて「幼稚で噴飯ものだ」と評しているとした。中国国内にもたらされる報道の多くが、台湾で起きた小さな事件や芸能ニュースばかりで、国際的な内容が少ないと感じている人が多いと話しており、中国本土についてもあまり知られていないという。
なお、台湾は中国本土からの学生に対する制限として「三限六不」という規制を設けている。これは、学校・学生数・専攻分野を限定し、試験に干渉しない、台湾人学生の定員に影響させない、中国人学生に奨学金を与えない、アルバイトを許可しない、資格を与えない、公務員になるには中華民国籍を要するというものだが、これについて、専門家などから規制緩和を求める声が高まっている。(翻訳・編集/岡田)
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