<中国気になる話>まるで中国が負けた気分=日本代表の圧勝を嘆く中国サッカーファン

Record China    2012年6月10日(日) 14時10分

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9日、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」は、日本代表の圧勝が中国サッカーファンに衝撃を与えた件について取り上げた。写真は7日、ベトナム戦前日の中国代表記者会見と練習。

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2012年6月9日、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」は、日本代表の圧勝が中国サッカーファンに衝撃を与えた件について取り上げた。

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9日、東莞時報は記事「サッカーW杯アジア最終予選:日本は6ゴールでヨルダンを血祭りに=すべての得点はまるで中国代表のゴールに叩き込まれたように思える」を掲載している。

8日、中国代表は湖北省武漢市でベトナム代表との親善試合を行い3対0と快勝した。3日(スペイン時間)にはW杯王者・スペイン代表と親善試合を行い0対1と大善戦。絶対に負けられない戦い以外では結構強い、いわゆる「親善試合の王」の肩書きどおりの力を存分に発揮している。

しかし同じ8日には中国サッカーファンの心をかき乱す一件もあった。サッカーW杯アジア最終予選・日本対ヨルダン戦が行われ、日本代表は本田圭佑のハットトリックなどで6点をあげ圧勝したのだ。ヨルダンはアジア3次予選で中国を破り最終予選進出を決めたチーム。直接対決の結果は1勝1敗の五分五分だった。「中国代表が0対6で負けた気分」を味わってしまったというわけだ。

スポーツ紙・体壇週報の冉雄飛記者は次のようにコメントしている。「日本が6対0でヨルダンに大勝した!すごい刺激だ!中国代表にとっては勝てるかどうか難しい相手のヨルダンだが、日本人の前ではまるで泥人形!ヨルダンがレアルマドリードと戦ったとしてもここまでではないだろう。想像してみよう。(中国代表が3次予選を突破していれば、)この日本の大虐殺は中国代表の身に起きたことだったのだ。日本代表は前半だけで4ゴールをあげた。ヨルダンの選手が退場する前のスコアも2対0だ。本田圭佑がハットトリック。香川真司もゴールした。2連勝の日本はすでにブラジルW杯出場が見

えている。羨ましいことではないか」

マイクロブログには次のような書き込みがあった。「実際ね、アジアの代表チームの中じゃボクは前から日本ファンだよ。海外でプレーする選手が15人以上。ほとんどがトップリーグ所属だ。さらに香川のようなチャンピオンチームの中核選手までいる。高橋陽一の(マンガ『キャプテン翼』の登場人物)大空翼、日向小次郎の成功ともう大差はない」

「ヨルダンにやられて予選敗退が決まった中国代表と比べれば、日本サッカーのレベルは1世紀は先に進んでいると証明されたな」

「あわわ、日本が6ゴールか。うちが負けたヨルダン相手にだよ……。まじ頭が痛くなる差だよね……」

「中国を蹴落として最終予選進出に進出したヨルダンに、日本が6対0と圧勝した。親善試合の勝利に喜んでいた中国サッカーファンに冷水をぶっかける結果だ。ベトナム相手の勝利はもちろん事実だけど、親善試合で笑うよりも最終予選で泣きたかったね。もう中国代表なんか解散してしまったほうがいいよ。中国人サッカーファンの気持ちをどれだけ傷つけたら気が済むのやら」

自国代表の弱さを嘆く自虐芸は中国サッカーファンの持ちネタとなっている。日本代表の圧勝も格好の自虐のチャンスとなったようだ。(筆者:chinanews)

■中国在住経験を持つ翻訳者Chinanews氏は、ニュースサイト「KINBRICKS NOW」を運営。ネットの流行から社会事情、事件、スポーツ、芸能など中国関連のトピックを幅広く紹介している。

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