「電動スクーターに乗っている人は全員事故に遭え」暴言教師が停職処分に―中国

Record China    2012年6月9日(土) 20時53分

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8日、車を運転中に前を走る電動スクーターにいらついた女性がこのほど、マイクロブログに「スクーターに乗っている人間はみんな事故に遭えばいい」とつぶやき、ネット上で袋だたきに。資料写真。

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2012年6月8日、人民日報(電子版)によると、中国のマイクロブログ・微博(ウェイボー)に4日朝、「電動スクーターに乗ってる人間が全員交通事故に遭えばいいのに。そうすれば私たちが車を運転するための道路を占有されなくてすむ。絶対そうなるべきだわ。どうせ、みんな貧乏人なんだから」とつぶやいた女性がネット上で激しい非難を浴び、その結果、停職処分にまで追い込まれた。

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問題のつぶやきは5日朝、多くのネットユーザーによって転載され一気に拡散。「自分が車を運転してるからといって、スクーターに乗ってる人をばかにする資格はない」「人をののしるな。自分の言葉に責任を持て」といった非難のコメントが女性のマイクロブログに殺到した。つぶやきは5日午前11時頃(北京時間)に削除されていたが、女性は同日の昼に「わかった、わかった。私が間違った。皆さん怒らないで。ただちょっとした現象だから。とにかく私が悪かった」とつぶやき、「不真面目だ」とユーザーの怒りをさらにあおる結果に。

その後「人肉捜索(ネットを使った個人情報の特定)」により、この女性が新疆ウイグル自治区コルラ市第二中学でコンピューターを教える徐教師と判明。彼女のチャットIDや携帯電話番号も公開された。これにより彼女に対する非難はさらにエスカレート。7日、ついに徐教師はマイクロブログ上に700字の反省文を掲載した。

「目の前を傍若無人に横切っていくスクーターに腹が立って、つい不適切な言葉を使ってしまった」と説明し、「深く反省し、深くおわびします」と述べた。事態を重く見たコルラ市委員会対外宣伝弁公室は調査を開始。一方、コルラ市第二中学は7日、徐教師を停職処分にすると決定した。徐教師が真摯(しんし)に反省し、自分の過ちを認めた後、あらゆる面で良い評価を得ることができれば復職は可能だという。(翻訳・編集/本郷)

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