Record China 2012年6月9日(土) 7時12分
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8日、中国在住コラムニスト・加藤嘉一氏がサイン会の席上で行った南京大虐殺に関する発言が大きな波紋を広げている。“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトでは、同氏のアカウントを削除させるべきかどうかというアンケートが行われている。写真は加藤嘉一氏。
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2012年6月8日、中国在住の日本人コラムニスト・加藤嘉一氏が著書の発売サイン会の席上で行った南京大虐殺に関する発言が大きな波紋を広げている。“中国版ツイッター”と呼ばれる簡易投稿サイトでは、同氏のアカウントを削除させるべきかどうかというアンケートが行われている。
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加藤氏は先月20日、自著「致困惑中的年軽人」の発売に伴って、江蘇省南京市のある書店でサイン会に出席した。その際、ファンからの質問に答え、「南京大虐殺の真相については不明である」といった主旨で日中両国に一考をうながす発言を行った。これが講演会やサイン会の中止などの騒動に発展している。
加藤氏がアカウントを開設し、発言を発表しているのは中国最大手の簡易投稿サイト・新浪微博。8日午後5時30分現在、新浪微博で行われている有志のアンケートには1642票が投じられている。「同氏のアカウントを削除処分にすべき」と回答したのは全体の75.3%にあたる1236票。「処分すべきではない」としたのは24.7%にあたる406票だ。
併せて、66件のコメントが寄せられているが、代表的な発言は以下の通り。
「言論の自由と言ったって、言っていいことと悪いことがある。まして彼は中国人ではない」
「言論封鎖しろよ、国外退去だよ、再入国禁止!」
「外国人が中国に来てガッポリ稼いでいくのもこれまで見過ごしてきたけど、彼は越えるべきでないラインを越えてしまった」
「もう少し寛容になって、彼の説明をまず聞こうよ」
「何もそこまでしなくても。言論の自由を守ろうよ」
「中国人はガヤガヤ騒ぐ以外に具体的な証拠を示せる人っているの?政府の報道を信じるしかないの?」
意外と冷静な視点を持つ意見も多く、ここで建設的な論議が展開される可能性もある。(翻訳・編集/愛玉)
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