フォックスコン宿舎で従業員1000人が怒り爆発、賃金などへの不満から―四川省成都市

Record China    2012年6月7日(木) 17時32分

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7日、台湾のEMS大手、フォックスコン(富士康)の四川省成都市にある宿舎で、従業員約1000人が窓からごみやビール瓶を投げ捨てたり、爆竹に火を付けたりするなどの騒ぎを起こしていたことが分かった。

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2012年6月7日、台湾のEMS(電子機器受託生産)大手、フォックスコン(富士康)の四川省成都市にある宿舎で、従業員約1000人が窓からごみやビール瓶を投げ捨てたり、爆竹に火を付けたりするなどの騒ぎを起こしていたことが分かった。中国広播網が伝えた。

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香港紙・明報によると、騒ぎがあったのは現地時間の4日午後9時30分から11時にかけて。きっかけは、宿舎の管理人と警備員2人が男性用宿舎で行った窃盗事件の犯人捜し。管理人らの態度に腹を立てた数人の従業員が「出て行け」などと大声で怒鳴ったり、窓からごみを投げ捨てたりしたところ、騒ぎはどんどん広がり、やがて1000人規模にまで膨らんだ。

そのうち、宿舎の設備を壊したり、爆竹に火を付けたりと行為はどんどんエスカレート。窓からごみ箱や洗面器、ビール瓶などが次から次へと投げ捨てられ、現場は一時騒然となった。結局、通報を受けた地元警察100人余りが出動、その場で10人余りが連行された。ケガ人も数人出たもよう。従業員らは賃金に対する不満を募らせていたという。

フォックスコンの成都工場ではアップル社のiPadを製造しているが、昨年5月、爆発事故が発生。2人が死亡、16人が負傷している。(翻訳・編集/NN)

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