割り箸からみる環境問題

Record China    2006年5月12日(金) 19時40分

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大興安嶺地区のある割り箸生産工場の様子。

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中国北部では、黒龍江省、吉林省、遼寧省,内蒙古自治区などの森林から伐採されたアスペン、シラカバ、エゾマツなどを利用して割り箸を製造される。この木材の供給方法は、皆伐方式と呼ばれるすべての木をいっせいに伐採する方法が多く採用され、森林が減少の一因となっている。また、政府による植林の義務化も実際に機能せず、伐採後の用地は多くが農業用に利用されてしまっているのが現状です。工場は従業員100人から200人くらいの大規模なものが多く、地方自治体や営林局の出資によるもの、日本企業との合弁会社が多い。 生産された割り箸は等級別に仕分けされ、上等なものを概ね大連港から輸出し、残りは中国国内での消費にまわされている。一方、南部の揚子江流域各省では、民営の従業員10人以下の小規模な工場で竹製の割り箸を生産され、商社がそれらをまとめて買い上げ、上海港などから出荷される。日本の割り箸消費を支えていると言っても過言ではない中国では、環境に配慮した生産を続けているとは言い難い状況。2005年11月から環境保護や中国本土の住宅着工の増加により価格が五割増しとなった。

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今後、中国と貿易、芸術、文化交流を進めていく中で環境問題は避けては通れない二国間の共通認識として意識する必要性が出てきた。

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