2012年5月30日、中国の「80後」（1980年代生まれ）の若者を中心とした12人のグループが家も仕事もなげうって世界一周の旅を敢行している。中国版ツイッターで現地から発信される情報に80万人を超えるフォロワーが関心を寄せている。新浪娯楽が伝えた。

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「若いうちにしかできないことをやってやろう！」。思い立ったら即実行とばかりに家や仕事をすべてなげうって北京を出発したのは、俳優やアナウンサーなどを専門に養成する中国の国立大学、中国伝媒大学の学生を中心とした12人。団長はすでに俳優として名が知られている陳翰濱（チェン・ハンビン）さんだ。同行する妻の呉静一（ウー・ジンイー）さんも女優。最年長は同大の演技科教授で台湾、フランスの若者も参加している。

12人は家を売り払って持ち寄った約900万元（約1億1400万円）を軍資金として、5月19日、世界一周の旅に出発。キャンピングカー2台に分乗し、600日かけて北京から広西チワン族自治区を経て、南アジア、西アジア、北アフリカから欧州、アメリカ大陸へと60カ国・地域を回る予定だ。中国版ツイッター「新浪博客」で発信される情報によると、彼らは29日、ベトナムに到着した。

この退路を断った「後戻りできない旅」に80万人を超えるフォロワーが付いた。中国のネット上は今、彼らの話題で持ち切りだ。「思い切って夢を実現させた。うらやましい」「年を取っても後悔しない人生だ」「自分も同じ夢を抱いたことがあったが、現実を考えて諦めた」「その勇気を尊敬する」など称賛の嵐が吹き荒れている。（翻訳・編集/NN）