南シナ海問題、バナナに続いてマンゴーやパイナップルの輸出にも影響―フィリピン

Record China    2012年6月1日(金) 12時52分

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5月31日、中国との間で問題になっている南シナ海のスカボロー礁事件の影響で、フィリピンではバナナに続いてマンゴーやパイナップル、パパイヤなどの輸出にも支障が出始めた。写真はフィリピンの屋台に並ぶ果物。

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2012年5月31日、中国との間で問題になっている南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)事件の影響で、フィリピンではバナナに続いてマンゴーやパイナップル、パパイヤなどの輸出にも支障が出始めた。中国経済網が伝えた。

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フィリピンのバナナ栽培・輸出業者協会の責任者は、中国とのこう着状態がこのまま続けば、ミンダナオ島のダバオで少なくともバナナ栽培関係者20万人に影響が出ると心配する。しかも、この人数には運送業者や箱詰め業者などの関係者は含まれていないという。

5月中旬、フィリピンのアキノ大統領がダバオを訪れた際、現地の果物農家は大統領宛てに公開文書を提出。果物農家の損失を考慮し、南シナ海問題に慎重に対応するよう求めた。アキノ大統領はフィリピン農業省にバナナ輸出市場の多様化を指示し、イタリアやロシアが興味を示したが、これらの国への輸出は運送費が高すぎて果物農家の利益にはならず、実現不可能だという。(翻訳・編集/HA)

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