官僚の適度な汚職を許しましょう?!官制メディア社説が話題に―中国

Record China    2012年6月2日(土) 7時42分

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5月31日、シンガポール華字紙・聯合早報は、中国官制メディア・環球時報の社説「官僚の適度な腐敗を許さなければならない=民衆は理解するべきだ」が注目を集めていると報じた。写真は汚職容疑で共産党員資格を剥奪(はくだつ)された劉志軍・元鉄道部部長。

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2012年5月31日、シンガポール華字紙・聯合早報は、中国官制メディア・環球時報の社説「官僚の適度な腐敗を許さなければならない=民衆は理解するべきだ」が注目を集めていると報じた。

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環球時報は人民日報社旗下の日刊紙で、いわば準党機関紙というべき官制メディア。適度な腐敗を許すべきとはあまりにも大胆なタイトルに思えるが、実はちょっとしたからくりがある。実はもともとのタイトルは「反汚職こそ中国社会発展の天王山だ」というものだったが、これが騰訊網に転載される際に「適度な腐敗を許すべき」と変えられたのだという。

しかも騰訊網から人民網、さらに環球網へと転載が繰り返され、最終的に環球時報のウェブサイト・環球網に「官僚の適度な腐敗を許さなければならない=民衆は理解するべきだ」とのコラムが登場することとなった。中国ネットユーザーの間でもこのタイトルは環球時報自らがつけたものと誤解している人が少なくない。

もっとも中国青年報のコラムニスト・曹林(ツァオ・リン)氏は「内容は騰訊網のタイトルどおり」と厳しく主張している。実際、環球時報のコラムは汚職取り締まりは重要としながらも、その他の社会の発展を進めることで徐々に解決されるべきものだとの主張で、ただちに徹底的な汚職取り締まりは困難という内容だった。(翻訳・編集/KT)

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