Record China 2012年5月23日(水) 17時31分
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22日、日本の華字紙は「日本の青少年はどうして冷酷で凶暴になっていくのか?」と題した記事を掲載した。写真は4月、北京市内の小学校で行われた道徳授業。中国人民解放軍の模範兵士で文革時代の精神教育のモデルとなった「雷鋒」について学んでいる。
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2012年5月22日、日本の華字紙・日本新華僑報(電子版)は「日本の青少年はどうして冷酷で凶暴になっていくのか?」と題した記事を掲載した。以下はその概要。
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今年の4月に東京都江戸川区内の公園で遺体で発見された少年は、同級生の16歳の少年たちに「つきあいが悪い」という理由から殴るけるの暴行を受けた。その前の日には同じく東京都八王子市で、中学3年生の男の子が「友達を見返したい」との理由でバスジャックを決行。バスの運転手1人にケガを負わせた。また、今年2月には18歳の少年がホームレスの着衣に火をつけて燃やすという事件が発生した。昨年末には、15歳の少年グループが公園のホームレスに暴行を加える事件も起こった。
わずか半年ばかりの間に、少年による凶悪事件が日本各地で数十件も発生。日本の青少年の暴力傾向は日増しに強くなっている。日本の国民は礼儀正しくまじめで、規律を守って生きているのに、なぜ若者は暴力的なのか?
教育経費の削減で日本の小中学校の教育レベルは下がる一方。「ゆとり教育」は子供たちの学力を上げるどころか、暴力傾向に拍車をかける結果となった。さらに、日本社会にまん延するイジメが「イジメられるよりイジメる方がいい」と考える子供たちを増やすことに。また、暴力的な描写の多いアニメや映画が氾濫する社会の風潮にも原因がある。家庭内暴力が青少年に与える影響も無視できない。問題行動を起こす少年たちの多くが、幼少期より家族から暴力を受けていた。憎しみと恐れの感情を抱いた彼らは情緒的に不安定であり、他人を傷つけることに対して何も感じなくなっている。
さらに日本経済の長期低迷と政局の混乱から、多くの国民が未来に希望を持てない状況にある。こうした社会背景から、日本人の心の奥底に潜んでいた暴力傾向が徐々に外へ向かって放たれているからに違いない。(翻訳・編集/本郷)
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