Record China 2012年5月23日(水) 6時53分
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22日、台湾原子力委員会の蔡春鴻主任委員は、「原発の安全性を強化すれば、福島と同様の事故が台湾で起こることはない」と保証し、建設中の台湾第四原発は困難に見舞われているが、建設中止に至る深刻な問題は起こっていないと語った。写真は台湾の原子力発電所。
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2012年5月22日、台湾・中央社によると、台湾原子力委員会の蔡春鴻(ツァイ・チュンホン)主任委員は、「原発の安全性を強化すれば、福島と同様の事故が台湾で起こることはない」と保証し、建設中の台湾第四原発は困難に見舞われているが、建設中止に至る深刻な問題は起こっていないと語った。中国新聞網が伝えた。
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蔡氏は全国工業総会の許勝雄(シュー・ションシオン)理事長主催による「エネルギー政策と産業発展座談会」で、「台湾は原発設計、建設の能力は持たないが、運転、メンテナンス、そして原子力委員会の管理力は世界一流だ。福島原発は設計基準を超えた事故に加え、対処が遅れたことで深刻な状況になった」と語った。
また、蔡氏は福島原発の事故以降、台湾で稼働中の第一〜第三原発で安全検査を行い、設計上の安全性を確保したほか、基準を超える事態への対応力も強化していると述べ、 9月に実施される原発安全演習で迅速な処理能力を訓練し、1時間以内に原子炉を完全に停止させることが可能だと語った。
台湾電力は第一〜第三原発のストレステストの結果を原子力委員会に送付し、6月には報告書が完成する見込みであるという。
また、第四原発建設中止の提案については、「問題は確かに多いが、すぐに建設を中止するほど深刻な状態ではない」として、「場当たり的な対処では軌道に乗せることがさらに難しくなる。台湾電力と原子力委員会にもう少し時間を与えてほしい」と呼びかけた。(翻訳・編集/長河)
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