Record China 2012年5月23日(水) 6時24分
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22日、中国海域内で漁をしていた遼寧省の漁船3隻、乗務員28人が北朝鮮海域へ連れ去られた事件を受け、中国国内では北朝鮮に対する不満の声が噴出している。写真は21日、北朝鮮から無事、大連港に帰還した漁船乗組員28人。
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2012年5月22日、中国海域内で漁をしていた遼寧省の漁船3隻、乗務員28人が北朝鮮海域へ連れ去られた事件を受け、中国国内では北朝鮮に対する不満の声が噴出している。シンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。
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連れ去りから13日後の21日、大連港に帰還した28人。船長の韓剛(ハン・ガン)氏によると、3隻は8日午後1時(現地時間)ごろ、黄海で操業中、ボートで接近してきた北朝鮮の軍人に拘束された。解放されるまでの間、殴る蹴るの暴行を受けた上、携帯電話やトランシーバー、財布などの所持品を没収され、物置に閉じ込められていたという。
北朝鮮側は1隻につき30万元(約382万円)の罰金を要求してきたが、最終的に金銭の支払いなしに解放に至ったと報じられている。一方、「血で固められた友誼」で結ばれていたはずの北朝鮮から受けた裏切り行為に中国のマスコミや世論は怒りを隠せない。中国メディアはこれまで北朝鮮に関するマイナス報道は極力控えてきたが、今回は厳しい姿勢で臨んでいる。
ネットユーザーたちも堪忍袋の緒が切れたのか、「北朝鮮と距離を置くべき」「北朝鮮に制裁を」など激しい論調が目立つ。中国政府が身代金を払っていないとの報道に疑問を投げかける声も。ハンドルネーム「劉昌松」さんは「単に船員の家族らは払っていないという意味だろう。政府が払っていないなんて誰が信じる?北朝鮮も急に解放なんて不自然だ。相応の見返りがあったに違いない」との見方を示している。(翻訳・編集/NN)
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