国籍は変えても中国政府と深いつながりを持つ華人、現地住民から批判―インドネシア

Record China    2012年5月23日(水) 10時10分

拡大

21日、シンガポール華字紙・聯合早報は、「華人団体を禁止するべきだ」との意見がインドネシア紙に掲載されたと報じた。インドネシア国籍を持っていても、華人は本国と深いつながりを持っていることが疑念を持たれている。写真はジャカルタ。

(1 / 7 枚)

2012年5月21日、シンガポール華字紙・聯合早報は、「華人団体を禁止するべきだ」との意見がインドネシア紙に掲載されたと報じた。

その他の写真

15日、インドネシア紙Koran Tempoに市民の投稿が掲載された。投稿は冒頭で、インドネシアを訪問した李印沢(リー・インザー)北京市僑務弁公室主任の談話を紹介している。李主任はインドネシア華僑総商会会長と対談し、「世界の華人華僑は中国のために良好な海外関係を構築している。これは世界のどの民族も持たない有利な点だ。現在、中国は世界第2の経済体だが、これは海外華人華僑の大きな貢献なしではなしえなかった」と話している。

投稿は、李主任の談話はすでに大多数が帰化しているインドネシア華人の心理に影響を与えるものと指摘。インドネシア民族の利益のために、そして華人団体が「裏切り者」との印象を持たれないようにするためにも、華人団体を禁じるべきだと提言している。

また先日、インドネシアと中国の戦略パートナー関係締結20周年活動が中国政府機関と中国大使館の主催で開かれたが、招待されたのは華人ばかりだった。ジャカルタの中国語テレビ局でコメンテーターを務める余竹生(ユー・ジューション)氏はこうした反発について華人団体は反省する必要があると認めた。多くの華人はインドネシア国籍を持っていても中国大使館と関係が深く、なにか問題が起きれば中国大使館の介入を求めることすらあるという。(翻訳・編集/KT)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携