Record China 2012年5月20日(日) 8時14分
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17日、中国のブログサイトに「北朝鮮の中国漁船拿捕事件、国民感情はあおられるな」と題する記事が掲載された。資料写真。
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2012年5月17日、中国のブログサイト・網易博客に「北朝鮮の中国漁船拿捕(だほ)事件、国民感情はあおられるな」と題する記事が掲載された。以下はその概要。
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中国はフィリピン、ベトナム、日本と領有権問題で対立しているが、最近では北朝鮮との間にも漁船拿捕事件が発生した。中朝間にはこれまでも同様の対立や事件が起きてきたが、両国政府により速やかに処理されてきた。しかし今回は報道されたうえ、時期的にもフィリピンと南シナ海のスカボロー礁(中国名・黄岩島)領有権争いが起きたばかりの微妙なタイミングだった。中国はこれまで同様の問題を穏便に処理してきたはずだが、最近国境地域での衝突情報が絶えないのはなぜか。自らの抗議姿勢を国民に見せたいのか。
推測するに、国内事情の原因は国外事情、つまり国境地域での対立に必要性があるのではないか。潜在的な矛盾を公開し、さらに激化させることで、同時にバランスをとる。憂慮すべきは、民族主義があおり立てられ、何者かにコントロールされることだ。外部との対立では理性と判断能力を失ってしまう。しかし不思議なことに、外交的な事態が沈静化すると、対立時にはあれだけ戦意むき出しだった人たちが、誰一人異議を唱えなくなるのだ。
国防は政府や軍隊の任務であって、国境・外交紛争では彼らが責任を取るべきだ。それが納税者に対する奉仕であろう。一方で、国家が必要な時、国のために彼ら自身の任務を果たさせるのも国民の権利である。しかし、国民は言葉の砲火を浴びせられ、前進させられ、ある一瞬がまだ見えない状態のうちに、突然“一触即発”の情勢は収まる。そして同時にまた次の衝突が起き、国民感情は再びあおられるのだ。(翻訳・編集/AA)
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