Record China 2012年5月14日(月) 13時12分
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13日、日本の報道によると、ある日本人記者が今年3月、北京で軟禁中の薄熙来氏と会見した。薄氏はそこで妻と離婚しなかったことを「後悔している」と発言したという。ただし、報道の信ぴょう性には疑問の声も挙がっている。写真は06年8月、大連市長時代の薄熙来氏。
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2012年5月13日、日本大手メディアの報道によると、ある日本人記者が今年3月、北京で軟禁中の薄熙来(ボー・シーライ)氏と会見した。薄氏はそこで妻の谷開来(グー・カイライ)氏と早くに離婚しなかったことを「後悔している」と発言したという。ただし、報道の信ぴょう性には疑問の声も挙がっている。北米華字ニュースサイト・多維新聞(DWnews)の報道。
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薄氏が大連市長を務めている当時に薄夫妻と知り合い、家族ぐるみでのつきあいがあったというこの記者は、中国安全部より一連の薄熙来事件について調査協力の要請を受けた。記者は交換条件として薄氏に会見することを提示し、撮影・録音禁止との条件で今年3月26日に北京のホテルで薄氏と食事をしたという。薄氏はその席で一連のスキャンダル疑惑を否定、自身が重慶市で行った暴力団一斉撲滅運動を逆恨みした一部の勢力に「はめられた」と発言した。そのきっかけとなったのが妻で弁護士の谷開来氏による英国人実業家殺害疑惑だったと薄氏は考えている。妻の谷氏とは十数年前より実質的に別居状態だったが、息子や自身の前途を考慮してなんとか婚姻関係を維持してきた。それを現在では「後悔している」という。
報道に対し、ある台湾メディアは署名記事で「記事の信ぴょう性に疑問。軟禁状態の薄氏が日本人との面会を許可されるわけがない」とした。ただし、その一方で、今秋に迫る政権交代を前に権力闘争を繰り広げている各勢力が、国内外のメディアを利用してこうした報道をばらまいているとの見方もある。米国や台湾など複数のメディアが分析するところでは、報道内容の信ぴょう性にかかわらず、こうした記事が出ること自体、中国共産党が薄熙来氏への処分内容を軽減する方針であることを示しているという。薄氏自身とその罪状、また妻の罪状を分けて考えることで、多くのメディアが推測している死刑に至る可能性は薄まったと考えられる。(翻訳・編集/愛玉)
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