米国へのサイバー攻撃は「中国発」ではないことで一致、米中国防相が会見で―SP華字紙

Record China    2012年5月10日(木) 11時29分

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7日、訪米中の梁光烈・中国国防相はパネッタ米国防長官との会談後に開かれた合同記者会見で、「中国発」とされる米国へのサイバー攻撃について「全く根拠のないこと」と反論した。写真は中国のアンチウイルスソフトの広告。

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2012年5月7日、訪米中の梁光烈(リアン・グアンリエ)中国国防相はパネッタ米国防長官との会談後に開かれた合同記者会見で、「中国発」とされる米国へのサイバー攻撃について「全く根拠のないこと」と反論した。9日付でシンガポール華字紙・聯合早報が伝えた。

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梁国防相は会見で、米国人記者が「中国から米国へのサイバー攻撃」について質問をした際、「米国へのサイバー攻撃が中国から直接来ていると言われることに同意できない。全く根拠のないことだ」と反論。「パネッタ長官も同日の会談で、米国へのサイバー攻撃は中国人の仕業との見方には同意できないとの見解を示した」と強調した。

パネッタ長官も「米国へのサイバー攻撃は中国から来ているとは限らない」とこれに同調。「将軍がおっしゃる通り、米中両国はともに他国やハッカーグループから攻撃を受けている。だが、双方ともこの分野では高い能力を備えている。協力を通じて、互いに誤った判断や誤解をしないようなパイプ作りをすることがより重要だ」と語った。

今回の訪米について、梁国防相は「両国の軍事交流にとって非常に重要な節目。昨年、米国が台湾に武器供与してから、一部の軍事交流は先送りにされた。パネッタ長官も今年後半にはぜひ中国へお越しください。これで両軍は元の関係に戻ったと言ってよいだろう」と述べた。年内に人道援助や海賊対策などの合同演習を実施することでも一致したという。中国の国防相が米国を訪問するのは約9年ぶり。(翻訳・編集/NN)

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