Record China 2012年5月10日(木) 20時12分
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6日、中国の航空会社・アモイ航空に勤務する自称キャビンアテンダントがインターネット上で行った“告発”が物議をかもし、まるで推理小説のような事態に発展している。写真はアモイ航空の採用試験。
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2012年5月6日、中国の航空会社・アモイ航空に勤務する自称キャビンアテンダントがインターネット上で行った“告発”が物議をかもしている。重慶晩報が8日付けで伝えた。
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「粗末にされた子猫」というハンドルネームで、複数のインターネット掲示板に投稿された書き込みは、「アモイ航空のCAが暗黙のルールを暴露。曹志軍(ツァオ・ジージュン)氏は模範人物」とのタイトル。CAを名乗る王女史が1人称で語る告白文で、「4月12日は人生最悪の日」という書き出しで始まっている。
夜の9時過ぎに退勤した王女史は、アモイ航空の提携企業の事務所所長から電話を受ける。数人で食事をしようとの誘いで、同僚女性や営業部の曹副部長も同伴した。夜の10時からはじまった食事は夜中の1時過ぎまで続いた。その後、曹副部長は彼女に滞在先まで送るように要求。しかし、彼の宿泊先へ到着すると、宿舎に帰ろうとする彼女に残るように強制し、彼女は最終的には逃げられなかった。「自分の愚かさを呪った。絶望した。死んでしまいたいと思った。どうして、どうしてなの」とこの文章は結ばれている。王女史は飛行機の前で撮影した女性の写真も掲載。彼女自身と思われる写真が他に2点、引き裂かれた衣服や“当事者”とされる曹氏の写真も掲載している。
7日午後、記者がアモイ航空の広報に問い合わせると、「会社としても状況を重く受け止め、現在は詳細を調査中」との回答だった。文中の登場人物はすべて実在しているが、主人公の王女史はアモイ航空のCAではなく、北京の提携企業に所属している。当事者2人に事情を問いただしたところ、食事をしたところまでは本当だが、それ以降の記述はフィクションだと話した。しかも、投稿そのものは王女史自身によるものではなく、掲載された女性の写真も彼女ではない別人のもの。曹氏の写真のみが本人と一致した。個人ばかりか会社の信用を傷つける騒動に発展しており、現在、投稿者の特定を急いでいる。アモイ航空としては、法的な告訴も辞さない構えだ。(翻訳・編集/渡邊英子)
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