「品質」に目覚めた中国の消費者、メイドインチャイナに「うんざり」し始める―米華字メディア

Record China    2012年5月9日(水) 13時22分

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7日、米華字メディアは「中国人が『メイドインチャイナ』にウンザリし始めた」とのタイトル記事を掲載した。写真は中国のスポーツ用品メーカー、安踏(ANTA)。

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2012年5月7日、米華字メディアの多維新聞網は「中国人が『メイドインチャイナ』にウンザリし始めた」とのタイトル記事を掲載した。以下はその要約。

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「メイドインチャイナ」の製品による事件や事故のニュースが後を絶たない。このため中国国内では消費者の中国製品離れが進んでいる。英投資銀行のバークレイズ・キャピタルは最新の報告書のなかで、「給与所得が2ケタの伸びを示した中国では国民が物質的に豊かになっただけでなく、消費面でも品質にこだわるようになり、その結果、消費の対象が輸入品に集中する傾向にある」と指摘している。

中国の国内企業はこれまで「低コスト生産、低価格販売」で国内市場を支配してきた。しかし「安価至上主義」時代が終わりを告げると、これら国内企業は弱体化の一途をたどることに。バークレイズ・キャピタルによれば、過去2年間で少なくとも中国国内企業10銘柄の市場価値が35%から85%と大幅に下落したという。

一方で海外のグローバル企業が次々と中国本土に進出。ナイキやアディダス、コカ・コーラ、P&G、ネッスルといった超有名企業各社は中国国内での事業拡大を目指し、今後さらに巨額の投資を行う計画だという。中国は昨年米国を抜いて世界最大の食品雑貨市場となった。この巨大市場を狙う世界中のグローバル企業に対し、一部の国内企業も応戦する構えを見せている。

上海の光明食品集団は今月に入り、英大手食品メーカーのウィータビックス社を12億ユーロ(約1250億円)で買収すると発表。この買収により国際的なブランドと先進技術を手に入れ、市場競争力を獲得することができるとの自信を示している。(翻訳・編集/本郷)

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