2012年5月1日、公開中の米映画「タイタニック」3D版で、話題になった中国人出演者の正体が明らかになった。新華網が伝えた。

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先月10日に封切られた米映画「タイタニック」3D版は、中国ですでに興行収入が10億元（約127億円）を突破するメガヒット。公開当初から話題になっていた中国人出演者について、配給元の20世紀フォックス社は1日、その正体がDVD製作プロデューサーの林凡氏であることを明らかにした。

タイタニック号が氷山に激突し沈みゆく中で、レオナルド・ディカプリオ演じる主人公ジャックが、3等客室から脱出しようとする場面で登場する、古めかしい辮髪（べんぱつ）姿の男性。それが、話題になった中国系アメリカ人の林凡氏だ。彼はハリウッドでは知らない人はいないという著名なDVD製作プロデューサーで、ジェームズ・キャメロン監督を支え続けている御用達スタッフだという。

人気映画に登場した中国系の出演者に、中国ではネットユーザーが大興奮するフィーバーぶり。1912年に沈没したタイタニック号では、24歳から37歳の少なくとも4人の中国人が確認されている。彼らはいずれも、船のボイラー工だったという。（翻訳・編集/Mathilda）