2012年4月30日午前2時30分ごろ、韓国・全羅南道で、違法操業していた中国漁船を韓国当局が拿捕（だほ）しようとしたところ、取締まり官が漁船の船員に攻撃され、4人が重軽傷を負った。いずれもすでに病院に搬送されており、船員9人は拘束されている。仏AFP通信の報道を、中国網絡新聞電視(CNTV)が報じた。

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韓国農林水産食品部の発表によると、事件が発生したのは、全羅南道新安郡黒山島の北西沖40マイル地点の海上。西海漁業管理団の船舶が違法操業中の中国漁船に検問を行おうとしたところ、これを振り切って逃走を図ったため、追って拿捕に踏み切るところで漁船船員に攻撃された。ナイフで切りつけられるなどして3人が負傷、1人が海に転落したが救出され、4人は全羅南道木浦市の病院に搬送された。漁船の乗組員9人が拘束されている。

今月、韓国・仁川地方裁判所は、排他的経済水域（EEZ）で違法操業していた中国漁船の船長に懲役30年の判決を言い渡したばかり。船長は昨年12月、漁船を拿捕しようとした韓国海洋警察の警察官を刺殺して殺人罪に問われていた。(翻訳・編集/愛玉)