F-22など最新鋭軍事機密に対するスパイ容疑=台湾人夫婦を起訴―米国

Record China    2012年4月28日(土) 12時38分

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25日、米ニュージャージー州ニューアーク市検察及び米連邦捜査局(FBI)は、今年2月に偽ブランド品密輸入容疑で逮捕された台湾人夫婦に対し、F-22など最新鋭兵器の軍事機密の中国本土への漏えい未遂という新たな罪状を追加した。写真はF-22。

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2012年4月25日、米ニュージャージー州ニューアーク市検察及び米連邦捜査局(FBI)は、今年2月に偽ブランド品密輸入容疑で逮捕された台湾人夫婦に対し、F-22など最新鋭兵器の軍事機密の中国本土への漏えい未遂という新たな罪状を追加した。27日、環球時報が伝えた。

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今年2月25日、沈慧生(シェン・フイション、45歳)、常煥霊(チャン・ホワンリン、41歳)の台湾人夫婦、及び共犯者27人が逮捕された。容疑はナイキのスポーツシューズ、ルイ・ヴィトンのバッグ、コーチのハンドバッグなどの偽ブランド品3億2500万ドル(約241億円)の密輸入容疑及び覚醒剤の密輸入容疑。米国史上最大の偽ブランド品密輸入事件として注目を集めた。

ところが4月25日の起訴状では、台湾人夫婦の罪状が大きく変更され、武器輸出規制法違反という罪状が加えられていた。2010年末からFBIのおとり捜査官が夫婦と接触していた。当初は覚醒剤の密輸入についての容疑だったが、しばらくするとF-22や無人偵察機など最新鋭軍事機密を入手できないかと捜査官に持ち掛けてきたという。情報を欲しがっているのは中国政府の関係者だと話している。

これまで何度も取り沙汰されてきた中国政府によるスパイ活動に新たな容疑が加わったことになるが、米国の大手メディアは事件についてあまり取り上げていない。台湾人夫婦に情報収集を依頼したのが本当に中国政府関係者かどうか、確実な証拠がないためだという。(翻訳・編集/KT)

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