Record China 2007年2月26日(月) 12時51分
拡大
明清時代の金庫が眠るという、陜西省西安市の村。2007年春には工場の建設が始まるということで、村民たちは大慌てで発掘活動を続けている。はたして、金庫は見つかるだろうか!?
(1 / 2 枚)
陜西省西安市近郊のある村で、工場建設予定地に明・清時代の金庫が埋まっているといううわさが流れた。工事開始前に発見しようと、村人たちは時間を惜しんで発掘を続けている。果たして、金庫は見つかるのだろうか…。
【その他の写真】
多くの村人たちがスコップを手にして、金庫を探そうとこの土地に大集合。一攫千金を夢見て、発掘活動を開始した。そして数日後、古代の煉瓦を発見し、さらに深く掘ると違う時代の煉瓦が出てきた。村人の期待は高まり、「金庫がありそうだ。頑張ろう!」と互いに励まし合いながら、発掘作業を続けた。しまいには村民全員を動員し、常に100人体制での発掘が続くことになった。
しかし結局、何も出てくることはないまま、地面の底が見えてしまった。村民は誰ひとり文句を言わず、すぐに場所を移動して発掘作業を続けたという。
夏から秋、そして冬が過ぎ、2007年の中国正月がやってきた。今年は暖冬のおかげで、土地は凍っていない。そのため、発掘作業は現在も続行中だ。村民たちは正月休みを取らず、「工事が始まる前に、古代の金庫を見付けるぞ!」という目標を持ちながら、黙々と土を掘っている。
村民たちは「金庫が発見されれば、共産主義の理想にのっとり村人みんなで財宝を共有する。村全体が豊かになるので、仕事をしなくても裕福な生活ができる」と話す。
だが、土地を購入した企業は、勝手に土地へ手を加えているとして、現在の状況を公安局に知らせた。これを受けて公安局は、村民に対し発掘作業を止めるように通達した。その後、一時は作業を止めた村民だったが、正月期間に入ってまた復活したようだ。
この6万平方メートルの土地には、数百個以上もある井戸のような穴と、そして村民たちの「共産主義の夢」が残されている。(編集・饒波貴子)
この記事のコメントを見る
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る