2012年4月26日、米アップルがこのほど発表した2012年1〜3月期決算によると、同社の中華圏売上高は前年同期比3倍の約79億ドル（約6400億円）で過去最高となった。売上高全体の2割を占め、1日に約5億5000万元（約70億6000万円）を“吸い上げる”計算に。中国がアップルにとってドル箱となっている現状を示す形となった。第一財経日報が伝えた。

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売り上げ増をけん引したのはいうまでもなくスマートフォン（高機能携帯電話）の「iPhone（アイフォーン）」とタブレット端末「iPad（アイパッド）」。中華圏のiPhone販売は前年から5倍に拡大している。

中国での爆発的な売れ行きは、同社のティム・クック最高経営責任者（CEO）いわく「想像を超えた」域に達している。先月訪中した同CEOは北京のアップルストアを訪問。さらに、中国通信事業者大手の中国聯通（チャイナ・ユニコム）、中国電信（チャイナ・テレコム）、同社製品を委託生産する台湾系電子機器メーカー・富士康（フォックスコン）、中国政府関係者と相次ぎ会談。中国市場重視の姿勢を強調した。（翻訳・編集/AA）